大正大学 暮らしやすさ尺度を用いた、防災から見た安心安全な暮らしについて

久しぶりの投稿です。 昔のものなのですが、このコロナ感染症の状態で、もし震災が起こったらと考えると、怖くなります。 昔作った、「防災からみた安心・安全なくらし」という大正大学の暮らしやすさ尺度を使ったシートをまた読みなおしました。 防災からみた安心・安全なくらしを生み出す環境条件.doc このコロナ感染症の問題についても、防災における自助、共助、公助の考え方で考えていくと、自分の役割、公的機関の役割、地域で支える人どおしの役割がわかりやすいと思います。

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市民防災研修会2

新花巻から釜石市に出発。 マイクロバスで出発しました。 一番前にいるのが、市民防災研究所の伊藤さんです。 市民防災研究所の研修資料はいつも分厚いです。 現地に着くまで予習します。 新花巻から釜石市に出発。 マイクロバスで出発しました。一番前にいるのが、市民防災研究所の伊藤さんです。 市民防災研究所の研修資料はいつも分厚いです。現地に着くまで予習します。 

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2012年江東区民まつりに参加しました

参加している災害ボランティアグループのSOS江東のみんなで、江東区民まつりに参加しました。 写真は、SOS江東の代表小原さんが、障がい者のマークについて説明しているところです。 災害要援護者の理解を求めるといっても、コツコツと伝えていくしかないと思います。 メンバーは根気良く話しかけています。小学生くらいの子供達は、予想外なほど熱心に聞いてくれる事があります。小さいから難しいだろうと思い込まない方がいいですね。

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市民防災研究所の研修会

2012年10月25日ー26日 市民防災研究所の研修会に参加します。場所は岩手県釜石市と大槌町です。被災地スタディツアーということですが、そういう復興支援のあり方もあると思います。 日頃は江東区の防災まちづくりをボランティアの仲間たちと していますが、被災地の様子をblogでお伝えするのも活動の一部かと思っています。 更新していないblogですが、自分が見て聞いたことを、素直な気持ちで書きたいと思います。 それから今週末は、江東区民まつりなので、木場公園からSOS江東のボランティアたちのこともご報告します。 市民防災研究所

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東雲公団の被災者支援イベントに参加しました

2011年6月5日東雲公団の有志の会が主催する、イベント「家具家電マッチング」の会場に机をいただき、医療福祉相談会を行いました。医療費免除扱いのはずが、区内の受診した医療機関で証明書を提示するよう言われ、困った。人工肛門のパウチ残り少ない。肝炎の治療の途中で避難してきてしまった。などのご相談がありました。 また、医療費の免除証明書の取り扱いが国民健康保険と社会保険で多少違いがあるようでした。 なんとか対応していかないとと思ったことは、公務員宿舎にいても、同じ町の人が何処にいるかわからないので寂しいということです。 今後は町民同士で集まれる行事を考えています。 その意味でお盆の行事がきっかけにならないかと思います。実現に向かって動きます。

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東雲の震災復興イベントに参加します2011年5月29日開催

東雲有志の会の方が中心に開催される、「第6回CODAN Shinonome フリーマーケット 1日限定震災復興イベント 電化製品・家具支援マッチング」というイベントが5月29日日曜に行われます。 そこに医療福祉相談として参加させてもらうことになりました。 東雲、豊洲など江東区の病院案内や、医療費の一部負担金免除証明書の手続きのご案内などさせていただく予定です。 東雲のイベントのお知らせは下をどうぞ フリーマーケットのお知らせはこちらで。 http://fmcs.exblog.jp/ 震災復興イベントのお知らせはこちらです。 http://www.ur-net.go.jp/machi/shinonome/pdf/matching

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岡知史「岡村理論に基づくボランティアコーディネート理論化の試み」

岡知史「岡村理論に基づくボランティアコーディネート理論化の試み-社会参加および社会的協同の機会への社会的欲求に着目して‐」『上智大学社会福祉研究昭和63年度年報』, 1989, pp. 3-21. PDF http://pweb.sophia.ac.jp/oka/res/special.html 岡知史上智大学総合人間科学部社会福祉学科教授のホームページ http://pweb.sophia.ac.jp/oka/j.htm  医療ソーシャルワーカーという仕事とは別に地域でボランティア活動をしています。災害ボランティアに関心を持って同じ災害ボランティアの講習会を受けた方達とのおつきあいも多くなりました。 2年前のあるそんなときに、一人の手話サークルの女性に、聴覚障がい者の方から、災害時に何か周囲の人たちにわかってもらいやすいゼッケンやバンダナなどは作れないかと声をかけてもらいました。  その時思ったのは、その人とやってみようかということです。自分が一人残ってしまったとしても何か作るところまではやろうできるだろうと思いました。  それから2年たちました。その活動は現在「SOS江東」というボランティアグループになり、少しずつ形ができてきました。  上にご紹介する岡先生の論文は、何回も読み返し参考にしています。「SOS江東」の活動は医療ソーシャルワーカーという立場ではなく一人のボランティアとして自分が主体的に活動することを忘れずに活動していきたいと思っています。 SOS江東の…

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ヘルパーさんと治療食の調理講習会をしました

 2008年9月6日(土)にヘルパーさんケアマネジャーさんと腎臓病の調理講習会をしました。  介護保険でヘルパー活動をしてもらいながら生活している腎臓病の方は増えています。病院ではタンパク40グラムに塩分5グラムの食事をしてくださいなどと簡単に話しますが、現場で実際に調理をするヘルパーさんにとっては、患者さんの好みも考えながらタンパク制限食を作ることは簡単ではありません。 そのため、どの程度の食材でどうやって調理をしたらいいのかが分かりにくいという声を聞いていました。  ヘルパーさんに調理してもらった食事が直接患者さんの腎臓病の進行と関わりがあるとなれば、ヘルパーさんたちの負担は大きいものがあります。  現実には治療食の調理はヘルパー活動の中では限界があるとして、宅配の腎臓病食を取ったり、レトルトの治療食品を利用する人も多いのですが、宅配のものは本人の嗜好に合わず,長続きしない人がいるのも事実です。自己流で食事をして、制限しすぎで食欲をなくしたり、体が痩せてしまい入院するということも見られます。  今回の参加者の方々はヘルパー業務の限界だといわずに目の前の問題に前向きに取り組んでくださっている方々です。一緒に講習会を企画して講師を引き受けてくださった管理栄養士さんたちも同意見でしたが、その熱心さに頭が下がりました。  ヘルパー活動の調理は単に食事の支度をするというだけでなく、本人の食欲を見ながら、治療食をつくり、体調を安定させて腎臓病の進行を防ぐという意味を考えれば、単なる…

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大正大学社会福祉学研究室開室90周年記念-その4

大正大学社会福祉学卒業の同級生のために講演会内容を中継中です。今日はお天気が良くてよかったです。大正大学10号館3階の教室から見える大正大学の建物です。大正大学もずいぶんきれいになりました。昔の銀杏の木はまだありますよ。長谷川先生の講演の続きです。長谷川先生のお写真は了承を得ていないので残念ながらお見せできません。すみません。 =大学セツルメントとマハヤナ学園= 社会事業研究室が行政よりも早く社会事業という言葉を使っている。 長谷川良信は自らが二百軒長屋に移住してマハヤナ学園を創設した。大学セツルメントの実践現場としてマハヤナ学園があった。そのそばに大正大学が作られていく。 大学が先に出来て教育のためにセツルメントが行われたのではなく、まずやらねばならないという志があり、実践があったということが重要。 地域の実情に即して、マハヤナ学園の機能が多様化していった。 その後、救貧よりも防貧というkとから女子教育へ踏み出した そろそろ長谷川先生の講演も終わりに近づきました。 =蔵方の感想= まず実践ありきということを感じたお話しです。大学があって教育のために実践が始まったのではないというところに大正大学の教育に流れるものがどこからきたのか分かったように思います。 なるほど、「自分がやっていないことを書こうとするな!」と石川先生に言われるわけです。

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大正大学社会福祉研究室開室90周年記念-その3

大正大学社会福祉学卒業の同級生向けで講演内容を実況しています。 長谷川先生の講演内容の続きです。 大正時代の社会事業といっていた時代のお話ですが、今の時代に通じる内容だと感じるものがあります。 なるほどと思うところをメモしていきます。 なるほど1 ※社会事業にかかわる者は内発性重視でなければならない。それは、なんとしてもやらなければならないという気持ちから出たものだ。 なるほど2 ※社会事業は、救済事業ではなく、共済でなければならないと語っていた。長谷川良信の社会事業観で、『社会事業とは何ぞや』から史料引用され説明。 なるほど3 ※フォアヒム(彼の為めに)ではなくて、トギャザーウィズヒム(彼と共に)でなければならない。 なるほど4 ※長谷川良信が始めて大学で専門職を養成せよと言った。現場から専門職養成の重要性について提唱した。これが社会事業研究室の開室につながる。

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大正大学社会福祉研究室開室90周年記念-その2

大正大学社会福祉学研究室開室90周年式典実況中継中です。大正大学社会福祉学卒業した同級生向けの記事です。この点ご了承ください。 現在石川到覚先生が長谷川匡俊先生のご紹介をしているところです。 石川ゼミの皆さんへ石川先生のお顔はひさしぶりではありませんか? 今、長谷川先生がお話しされているところです。「社会事業研究室と長谷川良信-日本の福祉実践はマハヤナ学園から始まった-」下は長谷川先生の講演内容の目次です。 1、社会事業研究室の開室前史と長谷川良信  ①宗教大学における学生ボランティア、社会事業施設見学の先駆け  ②社会事業の現場体験と闘病生活、そして復帰へ  ③社会事業の人材養成の急務を訴えるとともに、学生セツルメントの興起を促す  ④社会事業研究室(以下「社研」)の開室へ 2、「二百軒長屋」への移住とセツルメント・マハヤナ学園の創設  ①スラムの実況  ②宗教大学社会事業研究室実地調査部の名で二百軒長屋へ移住  ③マハヤナ学園の創設(T8.1)と『社会事業とは何ぞや』(T8.9) 3、長谷川の欧米留学後の社研とマハヤナ学園  ①長谷川良信の欧米留学・視察(T11.3~12.9)  ②宗教大学教授・社会事業研究室主任  ③マハヤナ学園の事業拡大-女子実業教育に途を開く- まとめ  

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大正大学社会福祉学研究室開室90周年記念-その1

申しわけありません、この記事は大正大学社会福祉学卒業生の人向けに書いています。 本日2008年5月17日午後2時から「大正大学社会福祉研究室開室90周年記念式典」が行われています。ただいま出席中ですが、静かに今日のことを実況します。  ただいま重田信一先生がお話されいます。お元気です。 今日は、式典もあるのですが、記念講演として淑徳大学の長谷川匡俊先生のお話があります。 -日本の福祉実践はマハヤナ学園から始まった- 大正大学と淑徳大学は兄弟の大学だからですね、大正大学の始まる10年前に社会事業研究室が始まったという、ご挨拶がいまありました。

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社会福祉士(ソーシャルワーカー)と災害問題

 今日は、自分も社会福祉士なので自分のことも含めてもっと災害問題に取り組まないといけないとつくづく思いました。  それは、「兵庫県立大学看護学研究科COEプロジェクト 災害看護命を守る知識と技術の情報館~あの時を忘れないために~」というホームページを見たからです。自分なりにどうしたらいいか考えていきます。 http://www.coe-cnas.jp/ 関心を持たれたかたはどうぞごらんください。

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防災福祉とは

 防災の世界では「防災福祉」が重要だという話を聞かれるようになったが、福祉の世界で「防災福祉」という言葉はまだあまり使われていないし、決まった定義はまだ出来ていない。  しかし、私は「防災福祉」にソーシャルワークの原点を学ぶ。阪神・淡路大震災や新潟中越地震の時の地震発災後3日間の状況から戦時中に岡村重夫先生が大空襲で焼け野原になった大阪を見たときの気持ちを追体験することが出来る。  地震発災後3日間は国は何も出来ない。電気・ガス・水道が止まり、介護保険制度のデイサービスもヘルパー活動も配食サービスも止まる。もちろん障害者サービスも同じである。そればかりか、消防車も救急車も来ない状況の中で、亡くなっていく人もいる。  役所の人が助けに来てくれるのを待っていても誰も来ない、その時はその町の人たちの力で支え合って生活していかなければならない。  岡村先生が焼けた大阪の町を見て、国の体制が悪かったとか、制度が悪かったとか、そんなことを考えていたとは想像できない。自分の目の前にある現実に向き合い、この町の人、一人一人の生活のことを真剣に考えたのだろうと思う。みんなが、自分が主体になって生活していかなければ生きていけない、食料も水も住むところも手に入らない、そんな状況がそこにはあったのだろうと思う。岡村先生が地域福祉にこだわっておられるのは、ごく自然にそうなったのだろうと感じる。一人では生きていけないのだから町の人どうしのつながりが重要だ、それも主体的に自分の責任で生活していくためのつながりだろう。 …

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研修会のご案内 「災害時の生活機能低下予防- 特に生活不活発病をターゲットにして -」

 国立長寿医療研究センターで下のような研修が行われます。江東区の社会福祉士の方ケアマネジャーのかた参加しましょう。日程が近いので至急お知らせします。 =====以下案内文===== 災害時の生活機能低下予防 - 特に生活不活発病をターゲットにして - 【厚生労働科学研究・長寿科学総合研究成果発表会】  災害時の対応について、医療面のみのでなく「生活機能」の観点からの対応の必要性が重視されるようになっています。特に生活不活発病への対応については能登半島地震では発生翌日、中越沖地震では発生当日から厚生労働省よりその予防にむけての通知が出されています。  また、災害時の生活不活発病予防は、介護予防における「水際作戦」の対象の同時多発発生時の対策とみることができ、災害という特別な時だけでなく、平常時の介護予防全般に生かされる点も大きいものです。  今回、「災害対策を通して介護予防を考える」という視点から、災害時の生活機能低下に関しての研究成果をご紹介し、一緒に考えてみたいと思います。 会 期 平成20年3月27日(木) 14:30~17:15 会 場 KKRホテル東京 (東京都千代田区大手町1-4-1 TEL:03-3287-2921) プログラム 1.ICF(WHO・国際生活機能分類)から生活不活発病を考える 2.災害時の生活不活発病予防の具体的アプローチ-介護予防との関連で- 3.鼎談:災害時の生活不活発病予防 演 者 上田 敏 (日本障害者リハビリ…

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災害要援助者の災害対策-人工呼吸器を使用する難病者の場合:参考文献

前のブログの記事からの続きです。申し訳ありません、自分の参考資料のために掲載しています。資料のみの掲載で長文です。 「人工呼吸器装着を装着しているALS患者の訪問看護ガイドライン」の冊子から第9章災害時の対応を抜粋して掲載させていただいています。 厚生省特定疾患研究 「特定疾患患者のQOL向上に関する研究」班 「人工呼吸器装着者の訪問看護研究」分科会 「人工呼吸器装着を装着しているALS患者の訪問看護ガイドライン」の冊子 平成11年 http://www.niigata-nh.go.jp/nanbyo/houmon/houmonindex.htm 76ページから79ページ 第9章 災害時の対応 1. 目的と意義  人工呼吸器という生命維持管理装置を装着しているALS療養者にとって、災害はきわめて深刻な事態を引き起こす。  実際に平成7年(1995年)の阪神淡路大震災では、人工呼吸器の動力源(電源)が絶たれた。振動や倒れによる機器の破損も生じた。隣室にいた介護家族が療養室に入ることも困難で、外部から窓をあけて入っている。医師や看護婦に連絡はついたが、医師は死者や救急患者の診療で訪問出来なかった。避難所に行きたくても、搬送手段がなく、避難所には機器を持ち込む空間が得られなかった。  このような状況においてもHMVを継続出来るように備えておく。 2.阪神淡路大震災での経験のまとめ  阪神淡路大震災での経験者の面接調査結果や資料により、災害時の支援には次の項目が…

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災害要援助者の災害対策ー人工呼吸器を使用する難病者の場合

 平成20年3月10日、東京都福祉保健局から、在宅で人工呼吸器を使用している患者さんのために「災害時の手引」を作成しましたという報道発表がありました。 ■内容は次のようです。 (1)備えのポイント (2)患者の基本情報と緊急連絡先リスト (3)患者の身体・日常生活状況リスト (4)人工呼吸療法などの詳細(設定) (5)災害備蓄品と非常用持出用品 等  患者向けにひも付き専用カードケースを配布し、災害時にも携帯できるようにしているということです。 ■発行部数は2,000部 ■配布方法  対象者には各保健所の在宅難病患者療養相談を通じて配布 ■問い合わせ先 福祉保健局保健政策部疾病対策課  電話 03-5320-4471 ■災害時の手引は東京都のホームページからもダウンロードできます。  「災害時の手引き」 http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2008/03/DATA/20i3a400.pdf  東京都のホームページ http://www.metro.tokyo.jp/ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■   ■人工呼吸器を使用している人の災害対策については次のブログの記事に厚生省特定疾患「特定疾患患者のQOL向上に関する研究」班が平成11年に作成した「人工呼吸器装着を装着しているALS患者の訪問看護ガイドライン」の冊子から、災害時の対応を抜粋掲載させていただいています。 http://…

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災害要援助者の災害対策ー腎機能障害者の場合

腎機能障害で人工透析を受けている人の場合は他の難病者よりも災害対策が整っています。 以下に災害時の対応と情報先をご紹介します。 ■透析治療中地震が発生した場合  透析治療中に地震があった場合は、揺れが収まるまで針が抜けないように落ち着いて待ちます。次に病院のスタッフの指示に従い、チューブをペアンやクリップでしっかり止めて血液が出ないようにします。それから針を抜かずに針とチューブの間をハサミで切り、止めてあるペアンと針を布やネットなどで保護します。スタッフの声かえを待って一人で判断せず、落ち着いて行動しましょう。状況によってはスタッフがいつもどうりに返血を行い、避難口から避難します。 ■透析治療をしてない時に地震があった場合  もし自分の病院が地震で倒壊するなど、治療を受けることができなくなっても、阪神淡路の震災時も新潟中越沖地震の時も、日本透析医会が動きました。ネットワークの他の地域の透析施設で透析を受けることができています、安心してください。  透析を受けるまでの日数がいつもより長くなることが考えられます、水分量と食事の内容に注意しましょう。しかし震災時には、いつもより飲水量が自然に少なくなったり、生野菜などを食べる機会も少なくなると考えられます。食事に関しては極端なカロリー不足に注意すれば大丈夫でしょう。 ■他の透析施設で透析を受ける場合  透析施設や患者会では、透析カードを作っている所が多いですがその情報をなるべくこまめに最新の情報にしておきましょう。  透析カードが無い場…

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バングラディシュの災害支援-シャプラニールの駐在員帰国報告会

シャプラニールのバングラディシュ帰任報告会 に参加してきました。 災害時に取り残される人々や地域~バングラディシュでの取り組みから~   日本NPOセンター事務局長の田尻氏を聞き手に、阪神淡路の震災や中越沖地震などの日本の事例とも比較しながら報告の解説がありました。  講演のほかには、フェアトレード商品の販売や展示があり、私も手作りのパンツを購入しました。デザインと色がきれいで商品として完成度が高いと感じました。ボランティアや寄付という感覚でなく、普通の買い物として楽しめます。  さて、報告の中でキーワードだと思ったのは、災害に特別な活動ではなく、日常の支援の延長として災害支援に入ったという言葉でした。  災害復興は長期間の取り組みになるもので、日本の阪神の震災でも、13年たった現在も孤独死の問題が取り上げられるような現状です。災害直後の一時期だけお金や物を寄付しただけでは地域の復興にはつながらないというのはどの国でも同じだと思いました。  そして、「災害時に取り残される人々」は災害がないときでも、社会から疎外された、いわゆる弱者の人達だということも共通でした。  この報告では、バングラディシュは2004年以来の大洪水とサイクロンで国土の半分以上が水没したこともあるそうです。  そのような中、親が職を失い子どもが働き手として重要になっている現状があって、子どもが学校に通うことを納得してもらうこと一つでも地道な努力が必要だったと思いやられます。  また、識字学級や少女グループに…

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防災マップ作りは地域福祉

養成講習会が2月16日(土)午前10時~午後4時に江東ボランティアセンターで行われました。  今回は集まって地域のまち歩きをして、防災マップを作成するという実践的??な内容でした。(ほんとは和気あいあいの雰囲気でした)  ということでまず午前中は江東ボランティアセンターから歩いていける範囲のまち歩き、参加した方々とあちこち見ながら歩きました。チェックする項目を分担して私は公衆電話という数が少ない項目を担当しました。  帰ってきてからはいつもの防災食の作成と試食です。その後は午後からマップの作成でした。  何回が参加している人は慣れているのでみんな顔なじみになっていて挨拶をしたり、ボランティアセンターの職員さんとも気軽にお話をしているのですが、初回参加の方が「みなさんお知り合いのようですね」とおっしゃり、少し入りにくい雰囲気ができているのかと気になりました。  防災マップつくりは、まちが変わるので、更新する必要があります。マップそのものは行政に作ってもらっても意味がないもので、自分たちのまちを自分たちで知って、どう災害に備えるのか考え情報を共有するのが大きな目的です。 防災マップは「自助」「共助」「公助」の中の自助と共助の部分を考えるための道具になりますね。  災害要援助者の情報などが書き込めて、それを住民が自分たちのルールで個人情報の管理が出来ると災害時に威力を発揮すると思います。  何でも「お役所」にまかせてやってもらおうなどと考えていると、知らない間に情報を管理されたり監視され…

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災害ボランティア養成講習会

 2月16日(土)江東ボランティアセンターで行われる「災害ボランティア養成講習会」に参加予定です。  地域防災について考える・・・ということでみんなでまち歩きをするんです。ボランティアの一員として、みんなで作業するのは、好きなんです。教える立場とか教えてもらう立場とかではなくてみんなで考えるのが楽しくていいですよね・・・(災害が楽しいわけではないんですが)  ソーシャルワーカーとして自主組織を支援するなんて、結局出来ないでしょう・・・というわけで、自分が自主的に動くんですね、えーそうなんです、こっちのほうが肌に合いますね。  お天気がいいといいんですが、災害がいいお天気のときに起こるとは限らないんですけど。最近寒いので、寒いのはつらいです。  終わったらまたご報告します。写真のネコは豊洲4丁目公園のネコです。かわいいです。

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災害要援助者の災害対策-知的障がいの人の場合

 災害時には、いつもは生活できている人でも、突然の環境の変化についていけず、援助が必要な人やお子さんがいます。  知的障がいの人たちもそのようなことが予想されます。周囲の人達があわてていたり、大きな音がしたり、いつもと違う様子に驚いていつもなら出来ることが出来なくなってしまうことが考えられます。  自分が困ったことを、始めて会った人にうまく伝えることも難しいですし、自分の家や連絡先をうまく伝えて家族に連絡できない場合もありそうです。  そんな心配をして、話し合っていた知的障がい児のおかあさんたちが、自分たちの子どもたちのために、防災グッズを作っています。  大阪の堺市にあるNPO法人ぴーすです。  ぴーすのホームページはこちらです。  http://p-s-sakai.net/index.htm 防災グッズは、防災手帳やワッペンとキーホルダーです。 防災グッズのページはこちらです。 http://p-s-sakai.net/contents/enlightenment/prevention.htm  知的障がいの人だけでなく、聴覚障がい者や認知症のかたにも良いかもしれません。  おかあさんが自分の子どもたちのためにと初めて作ったグッズです。デザインも少しでもかっこよくと考えられていて、使う人の目線も入っています。  知的障がいの子どもたちは、新しい集団生活にすぐになじむことは難しいですし、自分がいつも使っているものや、食事についてもいつも食べているこれでないとという…

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岡村理論の主体性の論理

 現場で働くソーシャルワーカーとして大切にしている岡村先生の『社会福祉原論』は、職場の机に置いて時々あけては読んでいる本である。  実践する立場からすると、岡村先生に忘れてはいけないことを忘れないようにしっかり見張ってもらっているという感じだろうか。  岡村理論の中でも理解するのが難しい概念が「主体性の論理」だろう。ずっと難しいと思っていたが、ちょっとしたきっかけで、こう考えると分かりやすいかもしれない、ものすごく間違った解釈ではないのではないか、というポイントを見つけた。  それはこのようなものである。主体性という言葉を、違うが遠くない言葉に置き換えてみるというものである。  日本国憲法に「国民主権」という考え方がある。主権は国民の一人一人にあるということである。一人一人が生活の主体者であるという理解は間違いではないだろう。  それに対して第二次世界大戦前は1889年の大日本帝国憲法以来、「天皇主権」である。つまり国民一人一人が主体になるのではなく、国家または天皇が主体になると考えられる。たとえば戦争中は、「お国のために戦って来い」といわれ特攻機でなくなった方も多いし、「非国民」という言い方や「一億玉砕」などど言う言い方があったと聞く。  一人一人の生活ではなく、国家が豊かになるということが優先された生活だったと思う。  まさに自分の生き死にと、生活する権利が自分の手の中にあるのではなく、国家や制度に握られていたのである。  生きる権利は、実際には生活する権利であり、自分らしく自…

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「江東区耐震改修促進計画」のパブリックコメント

「江東区耐震改修促進計画」のパブリックコメントに下のような意見を提出しました。 「江東区耐震改修促進計画」の3章には3-3関連施策の推進として家具の転倒防止についての文章があります。これについては高齢者・障害者の実態に則した対応をお願いしたいと思います。  高齢者や障害者が自主的に家具転倒防止のため器具を取り付ける作業をすることは難しく、また区の家具転倒防止の制度を利用するについては、その制度を知らないことや、知っていたとしても手続きの手間のために制度利用をあきらめてしまうことも考えられます。  また、このような家具転倒防止器具の取りつけの困難な人は介護保険を利用していることが予想できますが、2005年1月に市民ボランティアグループの「なんぼら江東(旧難病ボランティア江東の会)」で、災害要援助者について江東区内のケアマネジャーに行ったアンケート(資料1)では、家具転倒防止制度について55%のケアマネジャーが紹介したことが無いと答えています。高齢者に対する制度の普及ばかりではなく、介護福祉関係職種、特にケアマネジャーに対して協力を呼びかけることは大切だと考えます。 ケアマネジャー向けに災害要援助者のための利用できる制度のチラシやパンフレットを作成してください。 資料1『災害弱者の防災対策に関するアンケート』調査報告PDF http://www5e.biglobe.ne.jp/~saigai/nanborasaigaityousa2005.pdf ■「江東区耐震改修促進計画」より、一…

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阪神・淡路大震災から13年、孤独死は続く

 明日17日は阪神・淡路大震災から13年目になります。まだ阪神の震災の話をしているのかといわれる雰囲気さえあるこのごろですが。1月15日付けのWEB版産経新聞のニュースに下のような記事が出ていました。  災害復興住宅で一人暮らしの人の「孤独死」が1年間60人見つかっていたというものです。  震災後に仮設住宅の「孤独死」が問題になって以来この問題は関わる方々の努力にも関わらすずっと引きずっているのですね。  しかし「孤独死」の問題は私の職場である江東区豊洲地域でも無関係ではありません。震災があったからではなく、日常生活の中で人のつながりが薄いのですね、また高齢者の入居者の多い公営住宅では、お互いに近所の人の迷惑にならないように生活していることが、問題の解決を難しくしているように思います。  誰でも人に迷惑にならないで生きていくのは難しいし、私自身に置き換えても誰かのお世話にならないで生きていくことは出来ないだろうと思います。若い頃は何とか一人で出来ることも高齢になると出来ないことはありますね。  人の迷惑にならないようにではなく、いかに上手に人にお世話になるか(いい意味で)を考えるほうがいいのではないかと思います。  月並みですが、お互いさまの関係は大切だと思うのです。 ・・・・・以下産経新聞の記事から転載させていただきました1月15日の記事より・・・・・  阪神大震災の被災者向けの災害復興住宅で、1人暮らしの入居者が誰にもみとられずに亡くなる「孤独死」が昨年1年間で60人見…

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災害要援助者の災害対策ーオストメイトのばあい(人工肛門・人工膀胱の方の場合)

災害要援助者と言ってもいろいろな場合があります。  今回はオストメイトの方のことについてご紹介したいと思います。最近仕事でも人工肛門を造設される方との相談が増えています。元の病気である消化器がんである大腸がんの増加が関係しているようです。  しかし、日常生活の中では人工肛門をつくっていることは、外見からは分かりませんし、ご自分から言わない限り周囲の人も知らないという場合もあるようです。  人工肛門や人工膀胱を造設され生活している方をオストメイトと言います。  オストメイトの方の心配は、一つは外出時のトラブルで、パウチと呼ぶ袋からもれてしまい、着ている衣服も汚れてしまった場合、周囲の人に大変気を使います。その上着替える場所やパウチの交換が出来るオストメイト用のトイレがまだまだ少ないのも困ったことです。  二つ目は老後の問題だそうです。介護が必要になったときの生活に対する不安も日ごろからかかえていらっしゃるということです。  三つ目が災害時の問題です。避難所のトイレは以前から問題として取り上げられていますが、高齢者や足の悪い方に使いにくいばかりか、オストメイトの方にとっては大きな問題となります。  プライバシーを守れるある程度の広さとパウチの交換が出来るような設備が必要なのです。  社団法人日本オストミー協会のホームページには、オストメイトの災害対策のページがあります。http://www.joa-net.org/contents/useful/06.htm  また社団法人日本オスト…

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大正大学方式 『暮らしやすさ尺度』のご紹介

私の卒業した大正大学では実践分析という授業があります。この授業で学生が共同研究で作った『暮らしやすさ尺度』をご紹介します。 大正大学の実践分析研究という授業は大変レベルの高い内容で大変でしたが、卒業してみると学ぶところの多い授業でした。授業の中では一人一人の生活をどう支援するのか、暮らしやすいというのはどういうことなのかを考えています。福祉の原点に正面から取り組んでいます。 実践分析研究についてくわしくは大正大学のホームページのこちらをどうぞごらんください。http://ohdai.com/daigakuin_ba1.html 1、大正大学大学院 人間学研究科 社会福祉学専攻 障害保健福祉研究班の作成した『暮らしやすさ尺度』質問シートです。 taisyoudaigakukurasiyasysasyakudoyousi.pdf 2、私が書いた大正大学の学生さんへの『暮らしやすさ尺度』の使い方と、聞き取り票の説明です。 kurasiyasusasyakudonituite.pdf 3、おまけです 防災からみた安心・安全なくらしを生み出す環境条件.doc

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介護保険の特定疾病

 介護保険の特定疾病で介護保険サービスを利用しようと申請した人で、困ることが時々起きます。  65歳以下で手続きしたときに、介護が必要になったのはその病気以外の原因からではないかと問い合わせがくることがあるのです。たとえば糖尿病や関節リウマチの病名で申請しても特定疾病にあたらない病気や交通事故などで歩行障害が出ていると判断されると、介護保険の利用が制限されます。  特定疾病以外の原因で介護が必要になっているのかは医師の意見書の内容で判断されます。けれども、忙しい診療の中で意見書を作成すると記載内容だけでは情報が不足することがあるのも現実です。  実際の利用者さんの実情を見れば明らかにサービスが必要だと思われるときなど、何回も役所とやり取りをして追加の書類を送るのですが、かなりの時間と手間がかかります。  40歳以上64歳までの間に介護が必要になった場合、下の病名がついていると介護保険が申請できますが、一定の病名がつくものだけに制限されていることが、このような状況を生んでいます。  介護保険制度は40歳以上の介護が必要な人全てを対象にしているわけではないので、制度を利用するための枠をはめ込む申請書類作りを病院と医師には求められるのです。  しかし、そのような細かい点はまだまだ医師には認知されていないところがあるようです。実際に患者さんに対応しているとどこかに無理があると感じる時があります。    特定疾病  1 がん【がん末期】(医師が一般に認められている医学的知見に   …

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齋藤嘉則『問題解決プロフェッショナル「思考と技術」』

齋藤嘉則『問題解決プロフェッショナル「思考と技術」』ダイヤモンド社1997.1 この本の題名は本には申し訳ないが、人に紹介するのにはちょっと気恥ずかしくなってしまう。特に同業の医療ソーシャルワーカーにはこの本の話をすることはまずない。しかし実は仕事に役立っている。初めのうちは自宅に置いていたが、とうとう職場の机に置いてずいぶんたつ。 この本は社会福祉分野の本ではない。論理学・経営学関係のビジネスマン向けの本である。 この本が福祉実践で一番役に立っているのは、「ゼロベース思考」である。本から紹介すると次のようである。 「ゼロベース思考とは、「既成の枠」を取り外して考えるということである。」「ビジネスを取り巻く環境の変化が少ない時代や、企業が急成長している時期であれば、既存の枠の中で精一杯がんばることが、むしろ企業の成長に直結していた。しかし、環境変化の激しい時代にあっては、「既成の枠」の中に有効な解はないと考えたほうがいい。既成概念や将来的に緩和・変化の予測される諸々の規制、また自部門の中でしか解を考えなくなってしまう部門の壁。そうしたものをとりあえず外して考えてみることが大事なのだ。」(p.19)から引用。 このように説明している。そしてポイントとして、●自分の狭い枠の中で否定に走らない●顧客の価値を考える、の二つをあげている。 ●自分の狭い枠の中で否定に走らない これについてはこのように解説されている。ノックアウト・ファクター(これがダメならしょせん何をやっても絶対にダメという…

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岡知史 「ソーシャルワーク実践における価値と倫理のジレンマ」

岡知史 「ソーシャルワーク実践における価値と倫理のジレンマ‐セルフヘルプグループあるいはボランティアとの関係から」 pp.11-31,『社会福祉実践理論研究』Vol.9 , 日本社会福祉実践理論学会 2000.06 (1999年5月28日‐30日に大阪市立大学で行われた日本社会福祉実践理論学会第16回大会の講演から論文化されている。) 岡知史先生ホームページ http://pweb.cc.sophia.ac.jp/~t-oka/j.htm    この論文は岡先生のホームページから読むことが出来るもので、私が自分のパソコンに保存して機会があるごとに読み直している論文の一つである。 内容は次のような項目立てになっている。 ・・・・・・・・・・・・・・ 論文から抜粋 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1、自発性を援助すると言う矛盾 2、援助実践との関連で    (1)「育てる」という過ち    (2)契約違反という倫理的問題    (3)ニーズのすり替えという倫理的問題    (4)アドボカシーの欠如という倫理的問題   (5)援助対象の意図的選択という倫理的問題   (6)実践重視からくる倫理的問題   (7)資源としての活用からくる倫理的問題   (8)公的性格と私的性格   (9)地域福祉実践に関わるグループの四類型 3、調査研究との関連で   (1)セルフヘルプグループの調査の難しさ   (2)調査の戦略的利用からくる倫理的問題   (3)参加的ア…

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腎障害者に関する医療ソーシャルワーカーの文献資料を公開します

腎疾患医療に関るソーシャルワーカーの書いた雑誌論文のリストを公開します。 医療ソーシャルワーカーの方で腎障害者について研究されている方のご参考になれば幸甚です。 このリストは腎疾患医療に関わる医療ソーシャルワーカーが、業務にどう取り組んできたのか、過去の取り組みを整理するためにリストアップしたものなので、医療機関で働くソーシャルワーカーが執筆したものだけを載せています。研究者の方の論文は含まれていません。 腎疾患医療の領域で血液透析治療が開始されてから、医療機関に働くソーシャルワーカーの論文が雑誌に掲載され始めたのは、私が調べたところによると1980年1月小木美穂さんが「日本臨床」第38巻第6号執筆されているのが最初です。 すでに30年近く前の雑誌を探すことになるので、次第に昔の論文を探すのが大変になっていると思います。どうしても必要な論文が入手できないかたはご連絡ください。 公開するリストは1980年1月以降2002年5月まで整理しています。 また、論文リストの内容については、蔵方が要約及び、キーワードの抽出を行っているものです。筆者の方で、内容に変更が必要と感じられた方もご連絡をいただけますと幸いです。 論文内容を引用される方は、くれぐれも元の論文をお読みいただき、筆者名、論文名、などの記載を行ってご利用ください。 下に調査した雑誌名をあげます。 日本臨床 /1980年1月―2002年3月 /月刊 / 日本臨床社 臨床透析 /1985年1月創刊号―2002年5月 /月刊…

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つなぐ・つながる現在(いま)・過去・未来

大正さろんの徳田さんへ わたくし大正大学の卒業生の蔵方です。大正さろん応援していますよ。 一度わたしも大正サロンにおじゃましたいとおもっています。よろしくお願いしますね。 ところで昨日吉澤先生のお話を聞かせていただいて、久しぶりに元気を先生からいただきました。 ちょっとご報告しますね。 ・・・・・・・・・・・・・・以下ご報告です・・・・・・・・・・・・・・・ 2006年2月11日(土)東京ボランティア・市民活動センターの つなぐ・つながる現在(いま)・過去・未来 ~私たちの活動は社会を変えられるか!?~ に参加してきました。江東区で続けている、市民ボランティアグループの『難病ボランティア江東の会』の青年と一緒に参加しました。  私がこのイベントに参加したのは大正大学名誉教授の吉澤英子先生のお話が聞きたかったからです。  吉澤先生は社会福祉の研究者ですが、長年実践に足をつけて研究されてこられた先生で、最初の東京ボランティアセンターを立ち上げた時のお話は、実際の吉澤先生の肉声で聞くことで、本や文章を読むのとは違った感慨がありました。  自分の仕事や現在関わっているボランティア活動では、いろいろなことが起こり、これでいいのかと考え込んでしまうこともたびたびあります。その上どうも解決するには困難な問題だと思うと、取り組む気持ちが萎えてくるのも本音です。  吉澤先生の実践には足元にもおよびませんが、実際にお顔を拝見してそのお話を聞かせていただくと、私もめげないでがんばろうと元気がで…

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ソーシャルワーカーという仕事

 外来通院している一人暮らしの患者さんが主治医に、夜になると心配でなかなか眠れません、食欲もなくて調子が悪いので入院させてください、という話をしたことがある。その主治医は患者さんに相談室に行って介護保険の相談に行くように言い、本人が来室した。  しかし、介護保険でホームヘルプサービスの手続きをしても、この患者さんの不安は解消しない。介護保険のホームヘルプサービスが利用できるのはだいたい、1日のうちの1、2時間で夜間は一人になる、夜は特別に利用料を支払うか、オムツ交換などの理由で入るスポットの活動しかないからだ。  患者さんの話を聴くと、ずっとお付き合いしていた近所の知り合いも高齢で亡くなってしまい、その後に入居してきた若い男性とは話をするのも怖いのだそうだ、また同じフロアーのご夫婦世帯の方も高齢のため病院の通院が欠かせない状況で、自分の話を聴いてもらうのは気が引けるという。  こうなってくると、介護保険サービスを紹介しただけではもう解決しないことははっきりわかってくる。単身高齢者の地域での生活をどう支援するかということなのだ。その患者さんもすでに、安心電話という緊急通報システムを入れているのだが、既存のサービスでは解決できる問題ではない。 病院の医師の依頼は、介護保険サービスを紹介して欲しいということだったのだが、そんなことではどうにもならない。  ソーシャルワーカーとしてこれに取り組むとしたら、病院の建物を出て、町会の役員さんに会い話しをしたり、その地域の老人会の活動を調べたり、民生委…

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地域を考える‐災害問題で江東区で活動すること

 私は、病院で働くソーシャルワーカーとして、呼吸器疾患の一人の患者さんと話す中で、災害問題に関わることになった。自分の働いている“場”相談者を大切にしようと思えば病院の建物の中だけで仕事をしていても、問題がすぐに解決しないことはわかっている。  それだからこそ何とか地域で取り組んで行こうと活動している。 防災の問題を地域で取り組むには、当たり前だが、社会福祉協議会とのつながりが欠かせない。   けれども江東区の社会福祉協議会は区に一つだけだ、取り組み始めて気がついたが、41万人に1ヵ所の社会福祉協議会ではどうも足りないと思う。  自分の病院がある豊洲地域だけでも面積が広いし、住所を見ると、豊洲、枝川、辰巳、東雲、塩浜、潮見、有明まで入る、お台場の近くまで豊洲地域なのだから、地震などの災害が起こったときにはいかにも広すぎる。  たとえば、豊洲にある、企業の帰宅困難者が自宅に帰らず、ボランティア活動をしてもらうことを期待するなら、そのボランティアが有効に活動できる拠点が必要になる。区に1ヶ所では動きが取れない災害時には東陽まで行く事が出来ないかも知れないのだ。  また、災害時のボランティアは単に気持ちがあればよいと言うものではなく、災害ボランティアとしての最低の知識が必要になる。その地域を知っていることも条件になるが、情報ネットワークや物資のストックヤードの建設管理のノウハウ、ボランティアセンター立ち上げの手順を知っている人材や、災害要援助者と言われる人々にはどのような対応が必要かという知識…

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「入院させてください」と相談された時の気持ち

入院させてくださいと言う相談は意外に多い、仕事をしていて病院の機能の問題があり、すぐに入院できますと返事ができることは少ない。 次の文書は通信教育の宿題で書いたものだが、本音も混じっている文章なので公開することにする。  対人援助職であれば、どのような職種に関らず「自己覚知」と「傾聴」は重要である。その重要さを確認するような場面には日常しばしば出会う。それは次のようなものである。  医療相談室に、「母親を今日すぐに入院させてください」と3人の男女が来所した。昨日他院を退院したが、突然寝たきりになり、オムツを使用していると話す。  相談者は長男夫婦と長女だった。病名は神経痛とうつ病である。入院中は歩行していたということ。母親は単身生活で、自分達は介護できないと言う。来室して突然の介護は出来ないという言葉と入院相談に、家族に対しマイナス感情が湧いてきた。  しかし、この時点で自分の感情に気づかなければ、当院が急性期病院であることを説明し、他院への相談と介護保険の利用を勧めて、相談を終了していただろう。 ソーシャルワーカーの立場でも、気づかぬうちに高齢者に同情的になっていることがある。まず自分が十分「傾聴」出来ているか、相談者の言葉に耳を傾けながらも同時進行で自分自身をチェックする作業が必要である。  この同時進行の作業が出来るかどうか、という点に「自己覚知」がどのレベルまで出来ているかが現れる。  さて、先の相談者に、入…

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国際生活機能分類を防災問題に利用する

国際生活機能分類(ICF)の考え方と大正大学方式「くらしやすさ尺度」を利用して、防災のまちづくりのための条件を整理する表を作りました。 防災問題を解決すると言っても、当たり前の暮らしが実現していることが基本になると思います。“暮らしやすさ”を実現するその中に、安心安全という項目も入ると考えられるので、大正大学方式「くらしやすさ尺度」の項目を引用して、それを、公的機関の役割、市民・住民グループの役割、個人の役割に分けて整理してみました。表にしてみたところ、自分の考えが整理できたような気がしています。 各項目はまだまだ工夫が必要ですが、修正しながら自分で使っていこうと思います。 どの部分の実践が抜けているなど、自分用のチェックリストになっています。 防災からみた安心・安全なくらしを生み出す環境条件 大正大学方式「くらしやすさ尺度」を利用 http://www5e.biglobe.ne.jp/~saigai/bousaikaramitakurasiyasusahyou.pdf

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仕事をしていてちょっとうれしいとき

ナラティブな研究書やグラウンデッド・セオリー・アプローチや、そんな学問的なことにも関心があるのだが、そんな高尚なことではなく、人の話を聴くことの小さな楽しみがある。  私の仕事は病院のソーシャルワーカーだが、日常的には、患者さんや家族の方とお話を聴くことが仕事の中で大きなウエイトを占めている。初めて会う方が多く、ほんの20分程度の面接で終わることもあるのだが、時間の長短には関係なく、ちょっとうれしい瞬間を味わえることが時々ある。  それはこんなときである。相手の話を聴きながらこの人の言いたいことは何なんだろう、何を私に言いたいのだろうかと考えながら聴いている。その人の言葉の中にはこれが言いたいのだろうと思うその人のフレーズが出てくることがある。こんなことをおっしゃっているのですねとそのフレーズを確かめるように問いかけると、相手が「あなたは私のいいたことが分かっている」というサインを出してくれることがある。それは顔の表情のちょっとした変化や目線の動きなどで、言葉で返ってくるとはかぎらない、時にはダイレクトに「おっしゃるとおりです」とか、「そうなんです」とか「あなたは分かっているけど・・・」など言葉になって返ってくることもある。  こちらが相手のことを分かったと思った時ではなく、相手があなたは私のことが分かっているという言葉やサインをもらえた時が仕事をしていてちょっとうれしい時である。人の話を聴くことの小さな楽しみなのだ・・・そんな時はソーシャルワーカーとしてではなくて同じ時間と場所を共有してい…

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