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zoom RSS 「奉仕活動」とは

<<   作成日時 : 2004/12/02 01:39   >>

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東京都では「奉仕活動」を授業にすることを決めました。
奉仕活動がわかりにくいので、まず「奉仕」の意味を大辞林で調べてみました。
大辞林より
「奉仕(名)スル
(1) 国家・社会・目上の者などに利害を考えずにつくすこと。
「社会に―する」「―の精神」
(2) サービスとして特に安く売ること。サービス。
「―品」「特別―価格」
(3) 神仏・師・主君などにつつしんでつかえること。奉事。」

これによると奉仕は国家・社会・目上の人につくすことになっています。

それでは社会福祉関係の辞書に「奉仕」という単語がのっているか調べてみました。
1、『現代社会福祉辞典』 仲村優一・岡村重夫・阿部志郎・三浦文夫・柴田善守・島田啓一郎編
 全国社会福祉協議会発行昭和57年初版
 「奉仕」という単語はのっていませんでした。
2、『新版社会福祉実践基本用語辞典』 日本社会福祉実践理論学会編 川島書店 2004年10月
 「奉仕」という単語はのっていませんでした。

社会福祉の分野では「奉仕」という言葉は殆ど使っていないということだと思います
東京都教育委員会で「奉仕」を取り上げているのは、社会福祉の視点からではなく、どうも教育の視点「国家・社会・目上の人につくすこと」の意味で使用しているのではないかと想像します。
そこで社会福祉の分野に似た言葉で「ボランティア」という単語があるので、『新版社会福祉実践基本用語辞典』 で調べてみました。

「ボランティア(volunteer)
福祉、教育文化、保健医療の領域などにおいて生活を営んでいく上で直面する課題への対応、さらに「福祉のまちづくり」の形成に向けて、自らのエネルギーを自発的に提供し、その活動(運動性をもった)への参加協力をする人をいう。その語源をたどってみるとラテン語で「自由意志」を意味し、活動に当たっては報酬(活動の対価)を求めないことを特徴としている。すなわち職業ではない。
最近の在宅福祉の普及に伴い、そのサービスの担い手として期待されている。それに伴い「有料」あるいは「有償」ボランティアと称し、活動の対価を得るようになってきている。ボランティア精神に支えられての活動とはいっても、この活動対価の問題は慎重に扱われなければならない。なおボランティアは住民であり、住民は日常的に有形無形に地域社会に支えられてる存在である。そのことを認識し自らの可能な範囲で、支えられている恩恵を地域社会に還元するという基本的姿勢を踏まえていることが望まれる。」

これを読むと、「奉仕-国家・社会・目上の人につくすこと」の意味は「ボランティア」とはまったく違っていることがわかります。
いかに共同通信の記事を転載いたします。

「奉仕活動」必修科目に 全都立高で07年度から
 「東京都教育委員会は11日までに、2007年度からすべての都立高約200校で「奉仕活動」を必修科目とする方針を固めた。05年度から20校で試験的に導入する。都教委によると、都道府県立高すべてで奉仕活動を必修にするのは初めて。
 社会で必要とされていることや、人から感謝される喜びを奉仕活動を通じて体験し、将来の生き方について考えてもらうのが狙い。背景には、通学せず仕事にも就かず、職業訓練も受けていない「ニート」と呼ばれる若者の増加があるという。
 奉仕活動は、学習指導要領で独自に設けることが認められている「学校設定教科・科目」として導入。1単位(35時間)を卒業に必要な単位とする。
(共同通信) - 11月11日」

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