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zoom RSS 災害要援助者の災害対策ー腎機能障害者の場合

<<   作成日時 : 2008/03/09 12:20   >>

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腎機能障害で人工透析を受けている人の場合は他の難病者よりも災害対策が整っています。
以下に災害時の対応と情報先をご紹介します。
■透析治療中地震が発生した場合
 透析治療中に地震があった場合は、揺れが収まるまで針が抜けないように落ち着いて待ちます。次に病院のスタッフの指示に従い、チューブをペアンやクリップでしっかり止めて血液が出ないようにします。それから針を抜かずに針とチューブの間をハサミで切り、止めてあるペアンと針を布やネットなどで保護します。スタッフの声かえを待って一人で判断せず、落ち着いて行動しましょう。状況によってはスタッフがいつもどうりに返血を行い、避難口から避難します。
■透析治療をしてない時に地震があった場合
 もし自分の病院が地震で倒壊するなど、治療を受けることができなくなっても、阪神淡路の震災時も新潟中越沖地震の時も、日本透析医会が動きました。ネットワークの他の地域の透析施設で透析を受けることができています、安心してください。
 透析を受けるまでの日数がいつもより長くなることが考えられます、水分量と食事の内容に注意しましょう。しかし震災時には、いつもより飲水量が自然に少なくなったり、生野菜などを食べる機会も少なくなると考えられます。食事に関しては極端なカロリー不足に注意すれば大丈夫でしょう。
■他の透析施設で透析を受ける場合
 透析施設や患者会では、透析カードを作っている所が多いですがその情報をなるべくこまめに最新の情報にしておきましょう。
 透析カードが無い場合は、ダイアライザーの種類と大きさ、透析時使用している薬剤名、透析流量、透析時間と回数、内服薬をメモしておくと良いでしょう。
 いつもの検査でBUNとCr、Kの値や透析前と透析後の血圧をメモしていたら災害時に他の病院で透析を受けるときには参考にしてもらうことができるでしょう。
 保険証、身体障害者手帳、特定疾病療養受療証はコピーをとっておくとよいです。
県外の透析施設で透析を受ける場合でも、特定疾病受療証があれば1ヶ月に1万円以上の負担にはなりません。心身障害者医療費助成制度については、領収書を保存しておき後で自分のすんでいる区役所で払い戻しの手続きができます。
■災害時医療支援船事業首都圏プロジェクト「患者搬送訓練航海」
 「災害時医療支援船事業報告・講演会」が下の日程で行われました。 
 平成20年2月17日(日曜日) 13時00分〜17時30分
 会 場 東京都品川区東八潮3番1号 お台場 「船の科学館」
 この報告は全腎協と東京都区部災害透析ネットワークのホームページで報告されています。
■透析関係の災害時の対応について知ることができるホームページ
http://www.tokyo-hd.jp/index.php 東京都区部災害透析ネットワークのホームページ
http://www.touseki-ikai.or.jp 日本透析医会のホームページ
http://www.zjk.or.jp/index.html 全腎協(全国腎臓病協議会)のホームページ「腎臓」なんでも相談所
■2007年7月16日の新潟中越沖地震の時の新聞記事をご紹介します。
2007年9月18日 読売新聞 YOMIURI ONLINE 医療ルネサンス
ーーーーー以下記事をそのまま引用させていただきました。読売新聞記者の方、ありがとうございます。ーーーーー
7月16日午前10時13分、新潟県柏崎市や長岡市などで震度6強を記録した新潟県中越沖地震が発生した。
 発生当時、長岡市の喜多町診療所では、65人が透析中だった。機能が著しく低下した腎臓の代わりに、血中の老廃物を人工的に取り除く方法で、この間、患者たちはベッドから起きて逃げることができない。透析装置との間で血液が巡る腕のチューブと針を急に抜くと、血管から多量の血が噴き出してしまうのだ。激しい揺れに身を任せるしかなかった。
 「大丈夫です。ここは震度7にも耐えられます。腕の針を押さえて、布団をかぶってください」
 揺れの最中、診療所のスタッフが叫ぶ。布団の中で泣き出す人もいたが、パニックで針を抜いてしまう人はいなかった。
 3年前の新潟県中越地震で建物が損傷した同診療所では、以来、地震対策に力を入れてきた。年1度の患者の避難訓練もその一つ。今回の地震では避難の必要はなかったが、訓練では建物が深刻な被害を受けたことを想定し、スタッフが患者の針を抜いて止血バンドを巻き、全員を7、8分以内に屋外に逃がしている。
 慢性腎炎で14年前から透析を続ける柏崎市のA子さん(58)は、過去2回、避難訓練に参加した経験から「揺れの中でも落ち着いて行動できました。スタッフの指示も的確で、安心できました」と振り返る。
 被災地では、施設の被害や水道の寸断により、かかりつけの施設で透析を受けられなくなる可能性がある。今回、断水で透析ができなくなった刈羽郡総合病院の患者126人を、地震の翌日と翌々日、同診療所など3施設が受け入れた。
 この地震では、死者11人、重軽傷者1983人、住宅被害は約3万9000棟にのぼったが、透析をめぐる混乱は回避できた。
 地震の際の透析施設の被害について、東京都府中市、府中腎クリニック院長の赤塚東司雄さんは「震度6強を超えると、水道や電気の寸断などで透析不能になる施設が出てくる。震度7ではそれが長期に及ぶ」と指摘する。
 透析患者は、東京、神奈川、千葉の3都県で5万人を超える。予想される首都直下地震では、これらの患者の多くが、週2、3回必要な血液透析を受けられず、命を脅かされる恐れがある。患者を船で首都圏外に運ぶ案もあるが、具体的な計画策定には至っていない。
 赤塚さんは「国は、災害医療で負傷者の治療や搬送を優先してきたが、慢性病の患者対策にももっと目を向けてほしい」と訴える。 災害に備え、知っておきたい医療情報を考える。
 災害時の透析施設間連携 大地震などの際、日本透析医会の災害情報サイト(http://www.saigai-touseki.net/)に、被災施設や患者受け入れ可能施設が情報を書き込んでやりとりする。新潟県中越沖地震ではこの仕組みが生き、患者の受け入れがうまくいった。
(2007年9月18日 読売新聞)YOMIURI ONLINE 医療ルネサンス

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