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zoom RSS 金子郁容著 『ボランティアもう一つの情報社会』 岩波書店 1992.7

<<   作成日時 : 2005/08/20 00:08   >>

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 金子郁容著 『ボランティアもう一つの情報社会』 岩波書店 1992.7
 この本のはじめにで、金子氏は、「人々が孤立し、自分の手の届かないところにある巨大な政治・経済システムに管理、運営されている現代社会。何か少しでも、決められた以上のことをしようとすると、すぐに壁に突き当たり、個人ができることの限界を思い知らされてしまう。ところがボランティアをしていると、ときには、自分のはじめた小さなことがきっかけになって思いもよらぬ展開が起こり、後で振り返ると、自分ひとりではとうていできなかったであろうことが可能になっていることを発見する。」p.2と語り、続いて「助けるつもりが助けられ、個人の力の及ぶ範囲はきわめて小さいはずなのに意外な展開が起こり、後で振り返ると、自分一人ではとうていできなかったであろうことが可能になっていることを発見する。」p.3とその魅力を説明している。
 しかし、ボランティアは魅力だけではないとも語っている。厄介さや、悩ましさのようなボランティアを体験したものが感じる、すっきりとしない部分を持っていることを具体例をあげて語りかける。
 確かに私自身も、ボランティアというと、「自己犠牲の活動」とか、「偽善的な行動」のイメージや「自分は偉いと思っている人がかわいそうな人に対してする活動」といった印象がある。また「目立ちたがりのスタンドプレイ」のようなボランティアに対するマイナスイメージも常日頃感じている。
 ボランティアに対する疑問や批判や反対意見は必ずあり、単純に素朴な発想で行動しようとしても何か「うさんくささ」のような匂いがつきまとっているのを感じる。
 金子氏はボランティアを次のように説明している。
 「前略‐ボランティアは新しいつながりをつけてゆくためのひとつの具体的で実際的な方法を提示するものであるということだ。 ひとことで言えば、ボランティアとは切実さをもって問題にかかわり、つながりをつけようと自ら動くことによって新しい価値を発見する人である。」p.7
 金子氏のボランティアに関する切り口は「情報」というキーワードである。その視点がボランティアにつきまとう「うさんくささ」が生まれる部分と、ボランティアが生み出すパワーの部分を切り分けてみせてくれている。
もやもやしている人が読むとちょっとすっきりする。
 

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